1000年以上の歴史がある臨済宗 建長寺派 長徳寺
東京都福生市にある長徳寺は、1000年以上の歴史と美しい庭園のあるお寺です。ご参拝のほか、季節の行事やイベントなどどなたでもお気軽にご参加いただけ、四季折々の表情を楽しめる庭園もご自由に散策いただけます。ここでは、長徳寺の歴史について寺と住職の移り変わりを含めてご紹介します
寺・住職に歴史あり
長徳寺は、寺名から長徳年間(西暦995~999年)に誕生したと言われています 二世陽岳和尚、三世文能和尚 北条氏からの多大な助力を得ました |
戦後間もないころに撮影された本寺(下は玉川上水、奥は多摩川がそれぞれ流れる)
二十世寛堂和尚 |
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寛政元年(1789) | 火災により諸堂灰燼になる |
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文化九年(1812) | 本堂復旧 |
十八世 巨量和尚 | |
明治六年(1873) | 十八世巨量和尚(漢学者)、長徳寺で福生学舎(福生一小の前身)開校 長徳寺に福生の教育の原点である寺子屋が誕生 漢学者としても活躍した十八世巨量和尚が福生第一小学校の前身である福生学舎を創設 し、漢字を中心に教えました。福生のいわゆる寺子屋です |
十九世 湛堂和尚 | |
大正三年(1918) | 本堂客殿庫裏を草葺から瓦葺に |
二十世 寛堂和尚 | |
昭和二十七年(1952) | 曹洞宗管長高階龍仙禅師を大導師に迎え、世界仏教徒歓迎花火大会を開いた折、万国戦死者の慰霊祭執行 |
二十世 寛堂和尚 | |
庫裏・客殿新築工事を檀信徒各位の篤志並びに長徳寺祀堂金により完成 |
当寺は「地域に貢献する長徳寺」を重要な活動の一つと位置付けています
福生で実施された世界仏教徒会議花火大会記念
第二次世界大戦後から間もない昭和27年9月28日には、日本仏教徒会議主催の世界仏教徒大会行事の一環として、永田橋・多摩橋間の多摩川にて世界仏教徒歓迎花火大会に全檀家を挙げて協賛いたしました
これを伝えた地元福生新聞の予告記事には「欧州諸国、インド、セイロン、ネパール、パキスタン、ビルマ、マレー、真がモール、タイ仏印、香港、アモイ、中國、米國本土、カナダ、南米等の各國の仏教徒を招請して(中略)尺玉一五発、一貫三百匁の二尺玉…特に当夜の呼物は連続百五十発早打ちがみもので秋空を彩るそのさまは、実にスバラシイものワンダフルであるといふ」と書かれています